モノをどこに収納したらよいか分からない。そんなお客様は多いんです。どこに置けば使いやすいのか、戻しやすいのか。かならずしも、ちょうど良い場所に、ちょうど良い(使いやすい)収納があるとは限らないので、決めるのが難しいのかもしれません。
前回の記事では、モノを捨てるだけじゃなく、片づけを仕組み化すれば、リバウンドしにくくなる、とお伝えしました。(その記事はこちら 捨てただけじゃ片づかなかったひとへ )
今日は、仕組み化の一つ目のポイント、モノの住所を決めるコツをお伝えします。
それは、どこで使いますか?
まずは、片づけたいモノを、どこで使うかを考えます。
キッチンなら、ガスコンロの近くで使うのか、水道の近くで使うのか。ダイニングに近い方が使いやすいのか。
食器棚なら、毎日使うお茶碗、汁椀、お皿は、利き手で取り出しやすい場所へ。
たまにしか使わない食器は、少し高い位置や、取り出しにくい奥の方でもOK。
食器棚(左側)
食器棚(右側):
*食器棚 全体はこんな感じです。
よく使うモノは、背伸びしたり、しゃがまずに取りやすい高さに。出しやすく、戻しやすいです。やむを得ず、高いところに置くときは、近くに踏み台を置くなど、一工夫あると少し楽になりますよ。
アクション数は少なめに。
モノを取り出す動作をアクション(動き)という単位で考えます。
*0アクション:オープンな棚に直に置いたり、壁掛けフックにつりさげると、0アクションで取りやすいです。
(注:全てのモノがオープンで見える状態は、どこにあるか分かり安いけど、ゴチャゴチャしがち。オープン収納が向かない人もいます。)
*1アクション:扉や引き出しを開けて、すぐ取り出せる収納なら1アクション。
*2アクション:さらに、扉や引き出しのなかで、収納から取り出す状態は、2アクション。
アクション数は、少ないほど取り出しやすいですが、棚や引き出しの中で、ほかのモノと混ざったり、見付けにくくなることがあるので、収納用品で仕切ったり、区切る工夫は必要ですね。
使う仲間でグルーピングすると便利
例えば、出かけるときに、持ち出すものを1セットにして、玄関収納の引き出しにいれておく。
私は、通院セットとして、保険証、診察券、お薬手帳、母子手帳、のり(薬局によっては、お薬手帳に薬の紙を貼ってくれないところがあるので)をポーチにひとまとめにして、玄関収納にいれています。
この通院セットを作るまでは、保険証はお財布の中、診察券やおくすり手帳は、ダイニングテーブルのそば、母子手帳はリビングの収納、とバラバラで、車に乗って出発直後に「診察券わすれた!」とか、薬局でお薬手帳を忘れたことに気づいていました。セットを玄関に置くようにしてからは、全く忘れ物ゼロになりました!
その他、
スポーツジムセット
子供の習い事セット
冷蔵庫の中の朝ごはんセット(パン食、和食用)
など、使う仲間どうしでセットにして収納すると、あちこちから取り出して、あちこちにしまう手間がなくなります。グルーピングしたものを、使う場所、または出かける時の動線上におくと、散らかる、または忘れ物をする、ということがグンと減りますよ!
是非お試しくださいね。
どうやったら楽できるかを考えて
片づく仕組みのための、モノの住所についてポイントをお伝えしました。
「どうやって楽をするか」のために、置き場所をじっくり考えてみると、モノの住所が決めやすいんじゃないかと思います。
わたしは、基本ズボラで面倒くさがりなのですが、面倒でも仕組みづくりをするのは、後でずっと楽したいからなんだと思います。
仕組みがないと、ずっと面倒。慣れるけど、手間も時間もかかる。忘れ物も起こりがち。
仕組みを作れば、作るときは面倒でも、後がずっと楽ちん。時間も節約できて、イライラも減る。
長い目で見ると、どっちを取る方がオトクで楽ちんでしょうか?
わかりますよね?( ´艸`)
*写真はお借りしました
次回は、「仕組みづくりのポイント②リセットタイムはいつ作る?」をお送りします。
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(WEBマガジン:片付け収納ドットコム 濱名担当記事)
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